親の挑発にのらない
 
親御さんからのご相談の際に、
よく言われるのが、何故結婚しないか分からないということ。
そうよね・・・わからなくてあたりまえ・・・
年頃になったら周りからお見合いを勧められ
結婚してたから仕方ない。
恋愛の苦労も分からず、選択肢もないまま
レールにのって、男は仕事、女は家庭の
認識だから、今のご時世に何が起こっているか分からなくて当たり前なのだ。
 
 
 
今は情報が多すぎて、選択肢も多数。
しかも働き方や働く環境も時代とともに変わってきている。
世間の常識はみんなの常識ではない時代で
いろんな価値観が尊重され、
グーグル先生の答えで一喜一憂するような
ある意味情報社会であるが故の弊害が
起こっているのである。
 
 
 
どー見られるか心配
自分のどこが不足なのか
ただただ巡り合っていないだけなのか
そもそもある程度の年齢になったら
苦労なく結婚する予定だったのに何が起こったのか、
本人としては何故なのかイミフなのである。
 
 
 
が、しかし、そのイミフの状況に
追い討ちをかけるように親の時代の感覚で
突如として爆弾が落とされたりする。
 
 
いい歳して誰かいないのか
なんで結婚しないのか
いつまで一人でいるつもりだ
歳とってひとりやったら困るだろ
孫くらいは見たい
お前の歳にはもう子供がいたぞ・・・
 
 
 
親としてのエゴとも言える容赦ない言葉が
シャワーの如く降ってくる。
 
 
 
学生時代は勉強しろ、
チャラチャラするんじゃんない!規則は守ってちゃんとしなさい!
とか色気づくことをある意味禁止していたのに
周りが結婚し始めたら、
勉強しろ!と同じ勢いで【結婚しろ!】と言われても
はいはい・・・そうですか~というわけにはいかないのである。
勉強は自分一人の頑張りでなんとかなるものだが
結婚は相手あってのもの。
ひとりでは解決する問題ではない。
 
 
 
当然、そこでイライラMAXになるわけで
いつまでも子供扱いすんじゃねー!
もう大人なんだったらほっといてくれ!
自分のことだし、迷惑かけてないだろ。
という気持ちが爆発して
親子仲が悪くなったりもする。
 
 
 
これは子の心親知らず状態。
 
 
 
子供は子供なりに親の気持ちは分かる
安心させたいと思う、がそもそものきっかけがない。
結婚しろと言い出しっぺの親さえも
知り合いに声かけてという術すらないのに
どーしろというのだ。
それを口にできないもどかしさが存在しているのだ。
 
 
 
ここは親子とはいえプライベートである。
指図することもされることもないはず。
いつまでも子供だけど子供ではなく
結婚していないだけの大人である。
 
 
 
結婚していないことは欠点ではない
たまたま結婚していないだけなのである。
いい巡り合わせがまだなかっただけ。
自分たちが卑下しているだけで
世間はなんとも思っていない。
人の目は思っているほど、そこを見ていない。
 
 
 
心配している親の気持ちは痛い程分かるけど
心配のあまり話も聞かず、不満たらたらの親には、
親がどうやって知り合い、どうやって結婚したのかを根掘り葉掘り聞いて
それが現代に置き換えたら可能なのかどうか
立場を置き換えたら、なんで結婚しないのか!と言えるのかどうか
を一度腹をくくって話してみたらいい。
あくまでも理路整然・沈着冷静に
親の勢いにまきこまれないよう注意を払ってね。
私も実際試したことがあり、かなり効果的で、それからは一切口出しをしなくなった。
 
 
 
そして、今では
子の時代に生まれた親は果たして同じことが言えますか?という話を親御さんによくしている。
そうすると、たいていの親御さんは何も言えなくなる。
結局のところ【幸せになってほしい】その気持ちが強すぎて
きつい言葉を浴びせかけていて、余計【結婚】から距離を置くように
仕向けていたことに気づかれたりするものである。